徳洲会を選んだ理由を教えてください

医師、スタッフそれぞれが目指す『患者さん目線の医療』に対する熱意と、そこから生まれる独特の雰囲気に惹かれたからです。

医療は常に患者さん第一であるべきです。徳洲会なら自分の価値観でベストな医療を提供できる環境を作り出せると思えましたし、患者さんにとって何が一番なのかを考え、実践できるのはそれを志す医師にとって一番ストレスなく働きやすい環境だと思えたからです。

さらに、自分のやりたい医療を実現するために、病院が全力でサポートしてくれます。

そういった病院、グループは他になかなかありません。まだ実績はこれからですが、婦人科の立ち上げというなかなかできない挑戦を任せてもらえたことも、自分の医師人生において特別な機会をいただけたと思っています。

 

現在の婦人科はどのような体制ですか？

2024年の1月に赴任して、非常勤の先生方に手伝っていただきながら少しずつ腹腔鏡手術やがん治療を導入できています。

しかし、患者さんや患者さんを紹介してくれる周辺の施設にとっては、常勤医師１人の施設というのは不安があると思います。

４月から新しい仲間が加わり、常勤医２名体制となりいよいよ本格始動できると考えています。７月からはさらに仲間が増え、より多くの患者さんに喜んでいただけるように、そして周辺の施設の先生方からも安心して紹介してもらえるような体制の整備も進めていきます。

 

東京西にポテンシャルを感じていますか？

東京西徳洲会病院は昭島市の西端に位置し、北多摩西部医療圏（人口約65万人）にありながら、南多摩医療圏（人口約145万人）と西多摩医療圏（人口約40万人）とも近接しており、実際はこれら３つの医療圏にまたがる位置にあります。また、最寄りの拝島駅はJRの３路線に加えて西武線にもつながるハブ駅で、１日に約５万人の乗降客数、手前の昭島駅も１日５万人、併せて約10万人が利用する2駅の徒歩圏内にあります。

そのような立地からも、自分たちの努力次第でいくらでも活躍できる環境にあり、今以上に頑丈な東京西部の医療の砦になれると信じています。

 

今後の展望についてはどのように考えていますか？

がん治療、腹腔鏡手術をはじめ、周辺地域の患者さんが遠方に出向くことなく完結できる医療を提供したいと考えています。

もちろん他の施設と比べてレベルを落とすことなく、来年度に新たに導入する腹腔鏡手術システム（オリンパス社VISERA ELITE III）、すでに導入済みの国産手術支援ロボットhinotori、優れたスタッフを有する化学療法センター、放射線治療部など充実した設備の中で世界レベルのエビデンに基づいた治療環境があります。

いずれは婦人科領域において東京西部を代表する低侵襲医療センターにすること、そして佐藤院長率いる乳腺科と協働し、Womens Oncologyという概念のもとで、女性特有のがんに対し、包括的ながん治療だけでなく、専門の看護師や薬剤師にも助けてもらい、患者さんにとって多方面からの支援が円滑に受けられるセンターを作りたいと考えています。

 

最後に、現在入職を検討されている先生方に当院のアピールをお願いします

患者さん目線で治療に励んでくれる医師であれば誰でも歓迎したいです。より多くのスタッフからなるチームを作ることで専門領域を拡大し、グループ内の他の病院ともうまく連携し共にレベルアップできると信じています。

自分は離島（島根県隠岐の島）出身でもあり、徳洲会グループの重要な仕事でもある離島医療にも携わっていきたいという想いがあります。人が増えれば離島問わず国内で人が充実していない病院へのサポート、そしていずれは国際医療への貢献も視野に入れています。

東京西徳洲会病院の婦人科がそういった志を持つ医師の受け皿となり、いつでも人を派遣できるようなチームを目指していきたいです。

東京西には産科はありませんが、産科医療を捨てたわけではありません。今後、分娩施設は集約化が必要であり、充足している地域にむやみに産科施設を増やす必要はないと考えています。そのかわりに周辺施設やグループ内の他病院には産科が足りていない施設も多いので、そういった施設に医師を派遣することで医師自身も産科医療を継続しながら支援し続けることが重要だと考えています。

また、育児中のママさんドクターが活躍できる場を提供することも、自分の重要な仕事だと考えています。育児をしながら外来はもちろん、腹腔鏡手術、ロボット支援手術、がん手術に積極的に参加してもらい、キャリアアップにつなげて貰えたら嬉しいです。

同じ志を持つ方であればいつでも歓迎します！ぜひ一緒に働きましょう！

（このインタビューは2024年3月に行いました）

 

松浦 拓人（まつうら たくと）

婦人科 部長

出身大学

鳥取大学（2008年卒）